『天台の行と祈り』を開催 -戦没者慰霊の採燈護摩も-
7月14日広島で
七月十四日(木)、広島県において「天台の行と祈り」と題した記念講演会と戦没者慰霊・世界平和の祈りが行われる。
沖縄、鹿児島、広島の三県は天台宗の寺院が少なく、開宗千二百年を機に三県特別布教事業に取り組んでいる。今回は、広島県と近郊県の方々に比叡山と天台宗を身近に感じてもらおうという意味も含まれている。
同日は、午前十時三十分から、広島市平和記念公園広島国際会議場フェニックスホールにて、千日回峰行者として全国的にも有名な酒井雄哉大阿闍梨による講演会が一時間行われ、引き続いて午後一時三十分から原爆供養塔前広場で「戦没者慰霊・世界平和の祈り」が修される。
戦没者慰霊・世界平和の祈りは、天台座主の代理として京都毘沙門堂門跡の森川宏映門主が大導師、酒井大阿闍梨が大先達をつとめ、また北嶺回峰行者、天台修験者多数の出仕によって採燈護摩供法要が厳修される。
-祈願と回向も受付-
主催する開宗千二百年慶讃大法会事務局では、講演会場の席数に限りがあるため、六月中旬に広島県に配布する専用用紙によって参加を受け付け、先着順で入場整理券を送付するとしている。
なお、護摩木による祈願と、経木塔婆による回向の受付(両方で千円)も同時に受け付ける。