【日 時】:2007年10月12日(金)13時~
【場 所】:鹿児島県日置市吹上町田尻
常樂院
【概 要】:建久七年(1196)に常樂院を開いた宝山検校は、日夜徒弟と
ともに琵琶を吟弾して、人々を三法に帰依させ、島津氏の
威徳に服させることに努めたと伝えられています。
「妙音十二楽」は、琵琶、笛、太鼓、手拍子、妙鉢、銅
鑼、大法螺、小法螺の八種類の楽器で演奏される古典音楽
の流れを汲む芸能です。かつては南九州各地で盲僧たちに
よって演奏されていました。現在は10月12日に中島常樂院
で行われるだけになっています。
十二楽には「松風」「村雨」「杉の森」「軒の水」
「五調子」「忘れ撥」「七つ撥」「六調子」「盤渉」
「鳳の声」「後生楽」の十二曲があります。曲の違いは主
として、笛の調べに最も特徴が表れています。
昭和46年5月、鹿児島県無形文化財に指定されています。