◆常楽寺美術館 開館40周年記念特別展
「法華経の光」 ~天台法華宗、信濃へ~
当館は、信濃塩田平の古刹、天台宗常楽寺の境内に建ち、仏教美術を紹介する長野では数少ない美術館です。今年、開館して40周年を迎えるのを記念して、特別展「法華経の光ー天台法華宗、信濃へー」を開催します。
伝教大師最澄が天台宗を開宗したとき、それを「天台法華宗」と呼んだように、生けとし生ける者がひとしく仏となれることを説く法華経が、天台の教えの根本にあります。最澄とその弟子たちの東国布教以来、信濃へもその教えが及び、早くに天台寺院が数多く建立されました。常楽寺も、まさにその一ヶ寺といえます。
本展では、法華経とその信仰にもとづく美術の遺宝展観します。合わせて、近年明らかになりつつある信濃の天台関係とおぼしき古代寺院の表徴を探ります。国宝3件、重要文化財10件を含む総数42件にのぼる作品から、信濃の仏教文化の礎を形づくった天台の実像をたどる、県下で初めての試みです。
なお、たいへん貴重な作品ばかりで、その保全のために21日間という短い期間での開催になります。この機会をお見逃しなく、ご来館ください。
観覧時間 午前9時~午後5時まで
会 場 常楽寺美術館
主 催 常楽寺美術館
共 催 信濃毎日新聞社、上田市教育委員会
協 力 比叡山延暦寺、京都国立博物館、上田市立信濃国分寺資料館、NHK長野放送局、別所温泉観光協会
後 援 天台宗、一隅を照らす運動総本部、上田市
協 賛 大成建設、北野建設、清蘭堂
◆観覧料 大 人 800円 (700円)/高校以下 500円 (400円)
※( )団体20人以上
※就学前児童の入場はご遠慮ください